重機や建機のゴムクローラー。交換するのはコスト的に勿体ないし修理で何とかならないの?そんな疑問もあるかと思います。今回は重機や建機のゴムクローラー交換と修理どっちがお勧め?というテーマでご紹介してまいります。

修理はあくまでも応急処置!交換がお勧めです

傷んでしまったり破損してしまったゴムクローラーは騙し騙し修理するのではなく交換をしてください。

修理はあくまでも交換するまでの応急処置と捉えましょう。
しかし、何故修理ではなく交換をしないとダメなのでしょうか。

その理由をいくつか紹介してまいります。

修理では強度が戻らない

修理が必要なほどのゴムクローラーの傷や破損をいくら修理しても元通りの強度や耐久性に戻る事はありません。

またすぐに同じ個所の破損などが起きてしまう事も度々ございます。
結局、効率もあがらず修理費用だけ増えるという悪循環に陥ってしまいます。

そして何よりも安全面の観点から修理ではなくゴムクローラーの交換をお勧めしております。

走行性能の確実な低下

ゴムクローラーは人間で言えば足の裏。
応急処置の手当てをしたところで全力疾走は難しいですし、かばいながらになります。

重機や建機も一緒でスピードを出せばガタつきますし、曲がればスリップしたりバランスを崩してしまいます。

大型の重機や建機であればあるほどその影響は大きくなりますので、早めにゴムクローラーの交換が必要です。

重機や建機の他の箇所に影響が出る

ただでさえ振動がキツい重機や建機のゴムクローラーに修理による違和感が生まれれば余計に振動やガタつきが生まれ、他の箇所のボルトだったりカシメだったり接合部分に力が加わり故障や破損の危険性が高まります。

ゴムクローラーの交換に数万円程度で済むはずだったのに、修理で誤魔化してしまい数百万円の重機や建機が台無しになったケースもリアルに見ています。

他の部分に影響が出て取り返しがつかなくなることが何よりも厳しい結末だと思います。

まとめ

重機や建機のゴムクローラーの修理と交換は交換の方がお勧めという結果となりました。
あくまでも修理は交換までの応急処置と考えてください。

重機や建機にとってゴムクローラーは靴そのもの。
ベコベコの靴を履いていては思ったような仕事もスピードも生まれません。

重大な事故リスクと重大な本体への故障懸念がございますので、ゴムクローラーは修理ではなく交換をお願い申し上げます。