重機や建機のゴムクローラーの経年劣化でよく見られる症状の代表格としてひび割れがあります。このひび割れ、果たしてゴムクローラーの交換のサインなのでしょうか。ゴムクローラーのひび割れについて解説いたします。

重機や建機のゴムクローラー、ひび割れは交換のサインです

普通乗用車やゴムパッキンなど、ゴム製のものがひび割れていたらそれは交換のサインです。

重機や建機のゴムクローラーも例に漏れず、使えない事はないですが破損と背中合わせなのでお早目の交換を推奨しております。

ここでゴムクローラーの交換の緊急性が叫ばれるケースをお伝えいたします。

大きなひび割れ、傷が散見されたケース

ゴムクローラーに大きなひび割れ、傷が散見されたケースは相当な経年劣化が進んでいると判断します。

ガサガサ・ボロボロの乾いた状況でないにしろ、こういったケースは重大事故に繋がりますので早々の交換をしてみてください。

特に走行中、ゴムクローラーが破損し重機や建機がバランスを崩して横転。
このような重大事故に繋がりますので今一度、重機や建機のチェックをお願いします。

ラグパターン(山)の摩耗が進んだ場合

ラグパターン(山)の摩耗が進んだ場合も当然ながらゴムクローラー交換のサインと言えるでしょう。

平地でしたらまだ何とかなりそうですが、斜面での作業やぬかるみ、砂地、凍結や雪などの状況下の作業では滑り落ちてしまったり、踏ん張りが利かない可能性が大です。

仕事にならないで大変だけでもダメですが、こちらも重大事故に繋がりかねないのでお早めにゴムクローラーの交換をお願い申し上げます。

本日早速ラグパターン(山)のチェックをしてみましょう。

芯金の摩耗や露出が見られる場合

ゴムクローラーのひび割れの中で一番の重症が下記の
芯金の摩耗や露出が見られる場合です。
乗用車であればバースト寸前の危険な状態と言えるでしょう。

重機や建機のゴムクローラーであっても使い込みすぎ、破損一歩手前の状況です。
ここまで行ってしまう前の交換が望ましいのですが、この状態に知らない間になってしまっていたら即交換をお願いします。

まとめ

今回はゴムクローラーのひび割れは交換時期のサインなのか否かというテーマでお送りいたしました。

重度のひび割れからラグパターン(山)の摩耗、そして芯金の摩耗や露出と様々なゴムクローラーの交換のサインをご紹介出来たと思います。

冬の間に冷たく乾燥したゴムクローラーが春の陽気で湿気と気温があがって緩んできますと色々とガタも出やすくなってまいります。
取り急ぎ点検を行い、今回ご紹介したような症状が出ていないかご確認ください。

ご自身では判断できないという場合は建機プロショップの公式LINEにお友達登録戴き、ゴムクローラーの写真撮影をして大丈夫か判断して欲しいとお気軽に送ってください。
しっかりと確認しサポートいたします。